実験~食べずに毎週22キロ歩くと痩せるのか~【7】

みなさまこんにちは◎
京浜東北線与野駅から徒歩13分ほどにある、プライベートインディバサロンを営んでいる鯉渕です。

前回のつづきです。

【満腹ホルモンの出が悪くなる】

摂取カロリー<消費カロリーで痩せる、という考え方は、「私たちが食べることを意識的にコントロールできる」という仮定のうえに成り立っています。

ですが、この考え方はホルモンが体に大きな影響を与えるという事実を無視しています。
人間に元来備わっている特性は、
◎恒常性の維持(ホメオスタシス)」
◎変化への適応力

です。
人間の体は日々変わりゆく環境にさらされます。そうした変化の影響を、最小限に抑えるために、体は調整機能を使って元の状態に戻ろうとします。

摂取カロリーが減ると、体ではふたつの大きな適応作用が起きます。
1つ目 エネルギー総消費量の大幅な減少
2つ目 空腹感をさらに刺激するホルモン信号が出される

という変化です。

体は、失った体重を取り戻すために、「もっと食べろ」と脳に訴えてくるのです。
この変化について、体重の減少に適応しようするホルモンの働きについて精密に調べられました。
(2011年の研究で実証済)
被験者たちは、1日あたり5000キロカロリー削減された食事を与えられた結果、平均で13.5キロ減少しました。
次に、その体重を維持するために、GI値の低い低脂質の食事を摂ることと、1日30分の運動をすることを課されました。
この研究で、グレリン(食欲増進ホルモン)などの様々なホルモンの値が分析されました。
その結果、体重が減ったことにより被験者のグレリンの分泌量は大幅に増え、1年以上経っても未だに、通常レベルよりも分泌量が多いことがわかりました。

つまりこれば、痩せようとしたことで被験者は、実験前より空腹を覚えやすくなり、それは研究が終わる頃になってもまだ続いていたということです。

更には、いくつかの満腹サインを出してくれるホルモンの分泌量についても調査が行われました。
この満腹サインを出すホルモンが作用してくれることによって、私たちは食べ過ぎを防ぐことができます。
この実験の被験者は、最初に体重が落ちてから1年以上経っても、満腹サインのホルモンの分泌量が実験前よりも随分と低かったことも判明しました。
つまり、被験者は満腹を感じづらくなってしまったのです。

引用元/参考文献
著者・医学博士 ジェイソン・ファン
トロント最高の医師が教える
「世界最新の太らないカラダ」

温活健美INDIBA salon re・turn
京浜東北線与野駅から徒歩15分弱

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